[記事645] 同じ毎日はやって来ない

毎日が平凡で単調な繰り返し

なにか新しいことに挑戦して
生活に変化を
と思ってはみるものの

特にやりたいことや志が
あるわけでもなく、

将来が
ずっとこれの繰り返しかと思うと
気持ちが晴れない・・

そう言った人がいました。

人生このままではいけない
と思う理由は

生き方を変えれば
今よりもっと幸せになれるはず
という期待感があるからです。

「自分軸＋自己肯定感で生きやすく」
をお手伝いする
心理セラピストのADOです。

おそらく
期待する幸せとは
目に見える形で成功を収めること
ではないでしょうか。

たとえば
資格を取る勉強をして
キャリアアップを図るとか

もしかすると
今のパートナーと別れて自立したり
別の相手を探すなど

今とはすっかり
環境を変えることを目指しているのです。

でも
それを望んでいるのに
行動できないでいるのは
環境が変わってからのリスクを
考えるからなんですね。

勉強したいけど
今の仕事が忙しくて時間が取れない

今の相手はイヤだけど
子どもの問題があるから別れられない

そういった考えは
自分が行動できないことを
正当化するための理由で

本当は
環境を変えない方が
リスクを取らなくて済む
と考えているのです。

成功とは
なにか目に見える形での成果を
残すことだから

挑戦したのに
中途半端に終わってしまうのが怖い
そう考える人が多いようです。

そういう人の頭の中では
挑戦している自分は仮の姿で
本当の自分は何かを成し遂げている
と想像しています。

ですが、
現実は想像と違い

挑戦している過程の中にしか
自分はいないので
幸せもその過程の中に
見出していくしかありません。

生活を変えることに囚われると
今、目の前にある幸せを
見落とすことがあります。

毎日が同じことの繰り返しに
見えたとしても

全くと言っていいほど
同じ一日はなく、

時間は一瞬として止まらないので
全てのものが
少しずつ変化していくのです。

たとえ
変わってほしくないと思っても。

明日には
怪我や病気で
動けなくなるかもしれないし

大切な人の心が
離れていくかもしれない

あるいは
予期しない幸運が舞い込んでくるかも
しれません。

いずれにせよ
人生は
今この瞬間の積み重ねだから
瞬間の連続を
味わって生きるしかないのです。

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