[記事388] 必要とされないと不安になるのは

何気なく生きているようで
私たちは
自分の存在意義を求めています。

それは
自分がどれだけ社会から必要とされているか
ということです。

奈良県天理市で心理セラピストをしている
ADOです。

社会というと
ずいぶん広い世界に聞こえますが

家庭や学校、会社、趣味のサークルなど
単位が小さくなっても
それは社会です。

そして
どんな小さな単位であっても
私たちはその中で必要とされたいのです。

子どもの頃
親からたくさん褒められたいと願うのも
その表れなんですね。

社会人になって
あまりに多忙だと
こんな暮らしから抜け出して
毎日寝て暮らしたい・・と
思うことがあります。

そんなとき
何かの病気にかかるか
大きな怪我をして
しばらく会社をお休みしないと
いけない状態になったとします。

初めのうちは
仕事のことなど忘れ
時間が過ぎていくのですが
入院生活が長くなってくると
だんだん会社のことが
気になり始めます。

それは、もちろん
穴をあけてしまって申し訳ない
という気持ちもありますが

それ以上に

自分がいなくても
平常通り回っていることに対する
焦りの気持ちが湧き上がってくるから
ですよね。

最初のうちは
早く戻ってきてほしい
という声も聞こえていたのに

不在が長引く間に
その穴を埋める仕組みが
出来上がっていくものです。

いつの間にか
自分のことなどお構いなしに
回り続ける世界を

ベッドの上から眺めながら
自分なんて居てもいなくても
一緒だったのか・・と虚しく思うわけです。

小さな子供を育てているお母さんにも
こんなことはありませんか?

普段は
子育てから解放されて
一人になりたい、と
あれほど願っていたのに

小さな我が子を人に預けてみたら
その人にすっかり懐いて
家に帰りたくない!と言われたら
あれほど一人になりたかったのが
嘘のように
すっかり気落ちしてしまうのです。

こんなふうに
私たちの生活は

「必要な存在として認められたい」
という承認欲求をベースに営まれているのです。

社会に「あなたは必要です」と
承認されることが
自尊感情と深く結びついているんですね。

だから
子どもの時に
「私は生まれてこない方が良かったのかな」と
感じながら育つと

大人になってからも
自尊感情を持つことが難しくなるのは
そのためです。

自尊感情を保つには
自分のアイデンティティ
一つに絞らないことが大切です。

アイデンティティとは
あなたが「何者であるか」ということ。

だとえば
誰かの子どもであって
誰かの親である

会社員であって市民
マンションの住人であって
スポーツクラブの会員・・

というように
同時にいくつかの顔を持っています。

これらの顔の一つひとつを
アイデンティティと呼びますが

それぞれの場所で
違った役割をしていますよね。

そこで
どこかの場所で
上手くいかなかったからと言って
それが全体に影響するものではないのです。

つまり
会社員として思うような活躍が
出来なかったとしても
父親としてはダメということではないし

家庭の中で
ちょっと干された状態にあったとしても
スポーツクラブの中では人気者
という例もあるわけです。

だから
考え方としては、

たとえ、
一つのアイデンティティが上手くいかなくても
他で上手くやれたら良し、と
考えればいいし

一つがダメなら全部ダメ
なんて考える必要は全くない
ということです。

「自分にはコレがある」というものが一つあれば
あとはなんとかなる

・・ぐらいの気持ちでいれば
自尊感情を目減りさせることなく

他のことも
引っ張りあげられて
それなりに上手く回っていくでしょう。

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