[記事614] 正しさに縛られていると

前回モラハラについてお話したの
今回もそれに関連し

正しさに縛られることについて
お話したいと思います。

正しさの基準は
一応共通するものがあると思うのですが

それが、人によって
微妙に違うというのは
案外理解できていなかったりします。

正しさとは絶対的なもの
そう捉えられているからです。

道徳や倫理観があまりにも欠如すると
社会生活に問題が生じるから
正しさの基準が
あった方がいいのは確かですが、

その場の状況によって
正しさの尺度が変わることも
あると思うのです。

たとえば
突然の事故に巻き込まれた時

体調を崩してしまった時

気持ちが滅入っている時

・・・など

その人らしからぬ判断や行動を
取ってしまって無理はないし、

他にも
置かれている環境や
経済事情によっても
正しさの基準が変わることはある
と思います。

そういう
言ってみれば

自分とは異なる価値観の人の前では
自分の思う正しさは理解されない
と思った方がいいでしょう。

あなたは誰かと口論したあとに
「私の言ってること間違ってる?」
と尋ねたことはありませんか?

それは、
たぶん間違っていないし、
言われた相手も
あなたが間違っているとは
思っていないと思います。

ただ、
その人が自分の非を認めたとして

それでも
あなたのことを
好きでいられるかと言うと
それは難しいでしょうね。

なぜなら
自分が裁かれたように感じるから。

そうやって
人を裁いてしまう人は
自分に対しても厳しいのです。

人のあら探しばかりして
文句を言うというより
自分もきちんとやる代わりに
人にも同じことを要求する

そんなタイプがほとんどです。

私もこれだけやったんだから
あなたにだって出来るでしょ?

でも、
現実はそうは行かないから
イライラしたり
相手に失望したりする。

なんだか苦しいですよね・・

自分に対して厳しい人へ。

どうか
自分にもっと優しくなってください。

自分は間違っていないか
人から悪く見られていないか
を気にして
自分を縛るのをやめてください。

間違ってもいい
正しくなくていい
と自分を許せるようになったら

人に対して寛容になれて
自分自身も苦しまなくて済むのです。

********
🔶ホームページ「わたしを見つける相談室」🔶
       あなたに寄り添い
  解決をお手伝いするオンライン・セラピーです。
    お申し込みは下のURLからどうぞ!
https://www.ado-toyoda.work

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です