[記事62] 概日リズムとメラトニン

人の体には「体内時計」があります。

場所は、脳の視床下部の中の
「視交叉上核」(しこうさじょうかく)
という所です。

お腹が鳴ったら「腹時計」というぐらいですから、
お腹の中にあるのかと思ったら、
頭の中だったのですね^^

この体内時計のおかげで
「概日リズム」(=サーカディアンリズム)が
できるわけです。

概日リズムとは、
朝日が昇ったら起きて
昼間に活動し、食事をとり
夜になったら寝る…

という一日24時間の生活リズムのことです。

その時間帯に応じて
体温やホルモンの分泌に
微妙な変化を起こします。

この概日リズムを保つために

先ほどの体内時計が
メラトニン、セロトニンという
2種類のホルモンを使い分けて分泌しています。

朝日を浴びるとセロトニンを分泌して
活動モードにし、
日が沈むとメラトニンに切り替えて
休みの態勢にする…

という具合です。

海外旅行先で時差ボケになって
しんどかった…
という経験をしたことはありませんか?

これは時差によって
概日リズムが乱れてしまうために起こるものです。

しばらく滞在すると慣れてくるのは
その土地の時間に合わせて
概日リズムができるからです。

生活が不規則な人は
もともと概日リズムが乱れているので、
時差ボケを受けないと言われています。

それなら、
「概日リズムは乱れていてもいいのか」
と思うかもしれませんが、
そんなことはありません。

概日リズムが乱れていると、
睡眠の質が下がり
ずっと時差ボケの状態が続いてしまうからです*_*;

ぐっすりと眠っているときは、、、

メラトニンの働きで

1)覚醒を抑え込む
2)深部体温が下がる
3)交感神経が休息モードになる

ということが
体の中で起きています。

ところが、概日リズムが乱れて

うまくメラトニンが分泌されないと
その逆のことが起こるわけです。。

1)眠っていても途中で目が覚める
2)深部体温が上がったままで寝苦しい
3)興奮状態から抜けられない

・・・

こうなると、
いくら長い時間横になっていても
疲れは一向に取れないし
気分は最悪ですよね…*_*

メラトニンは
朝日を浴びることでスイッチが入り、
その14時間後から作動します。

この特性を利用して
朝日を浴びる時間に起きる
習慣を身につけましょう。

   
**********

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