[記事55] すれ違い
あなたは夫婦仲がいいですか?
「は~い♪」
という人は問題なしですが、
「う~ん」と首をひねった人は
たぶん、あなただけではなかったと思います。
とかく日本人は照れがあるというか
歳を追うにつれて
お互いに素っ気なくなっていくことが
多いようです。
C子さんの悩みも、
やはり夫が素っ気ないし
無関心に見えるということです。
新婚時代はいたわりあって
一緒に笑いあっていたのに、
今では会話も減り
食卓を囲んでいても
ただテレビの音が流れているだけ
と言います。
出勤前に
「今夜は何時に帰るの?」と聞くと
「さあ…なんでそんなこと聞くの?」と返ってくる。
「夕飯の都合もあるから、
時間教えてほしいんだけど」と聞けば
「忙しいからはっきりしないけど、大体8時ごろかな」と
言って出かけていきました。
ところが、帰ってきたのは10時を回ってから、
「今日は取引先と会食があったから」と
せっかく作った夕飯も食べず
お風呂に入って、さっさと寝てしまったそうです。
本当に素っ気ないですね’_’
この時C子さんは、
自分を否定された気分になったと言います。
どうせ「暇な主婦」と思われているんだ、、、と
このままいくと、
夫婦の仲が冷え込むばかりか
離婚の足音まで聞こえてきそうです*_*
C子さんには2人の子供がいます。
子供のためにも離婚は避けたいし、
昔のように仲良く暮らしたい
というのが本当のところです。
では、いつごろから
夫は素っ気なくなっていったのでしょう。
それはたぶん5年くらい前、
上の子が中学3年の頃だと言います。
C子さんが上の子の受験に気を取れられていた時期と
夫が会社の役職について忙しくなる時期が
重なったのです。
それまでは
C子さんの方から
夫に会社の様子を聞くこともあったのですが、
役職についたのを機に
仕事に口出しするのをやめ、
夫の方も「家庭のことはお前に任せた」
という態度に変わって
だんだん二人の距離が広がっていったそうです。
つまり、5年前が分岐点だったわけです。
それがわかったら、
できるだけ5年前の時点に
気持ちを戻すことが必要です。
問題意識を持っている
C子さんから声をかけて
話し合いの場を持つことが
問題解決の第一歩です。
ひとりで悩まず、
二人がそれぞれの思いを出し合うことから
解決の糸口が見つかるでしょう。
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このように、
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