[記事498] 本当は自分に問題があるのに


友人の紹介で、近々会うことになる人の話。
その人とは少しだけLINEでお話した。

友人から私のことを聞いて、
一度相談したいという趣旨だった。
娘について。

今の状況が心配で、本当は娘と会ってほしいのだけど、
本人は必要ないと拒否するので、代わりに会って
どうすれば娘を変えることができるのか
相談したいという内容だった。

そのときに、娘のことを「社会不適合者」と表現していた。

結論から言って、

娘に働きかけることはできても
変えることまではできないと思う。

娘の問題は本人にしか解決できないから。

それより、わが子を「社会不適合者」と言ってしまう
心の状態が心配になる。

そのためにも、会う必要があると感じた。

その人が、どんな人なのか
紹介してくれた友人の話を聞くうちに
わかってきたことがある。

いわゆる「いい人」タイプで
人に嫌われるのを恐れ、いつも周りを気にしていること。

それなのに、なぜか行く先々で
人間関係のトラブルに巻き込まれ
今はストレスで体調を崩していること。

ただ、味方になってくれる友人だけには心を開き
グチの聞き役になってもらっていること。

そのグチは始まると止まらなくなり
相手の都合も考えられない程、話し込んでしまうこと。

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この状態を「心の病気」とは言わないまでも
それに近い印象を受けた。

つまり、この時点で手を打たないと
本物の心の病気に発展しそうな予感がする。

ただ、こういう場合、当の本人に
自分は危ない所にいるという認識がない。

起きてしまった事柄に反応するだけで
自分に原因があるとは思っても見ないのだ。

でも、現実的に考えて
自分になんの問題もないのに
家庭の中でも外でも
トラブルが続くなんてことがあるだろうか。

勇気の要ることだけど、状況から見て
自分になにか原因があると思った方がいい。

周りのせいにせず、自分の中にある問題を探して
修正して行った方が、解決が早いと思うのだ。

その人の場合なら
自己肯定感の低さや、認知の歪みを修正すれば
状況は変わって行くと思う。

時間はかかるかもしれないけど
本人が変わりたいと思えば
人は変わりたい方向へ変わることができる。

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