[記事492] 年甲斐もなく

「年甲斐もなく」という言い方は、あまり好きじゃない。

年齢を基準に、その人の可能性を奪うように聞こえるから。

「あなたはもういい歳なんだから、そんなことしない方がいい」
と、暗に言われているようで気分が悪い。

私は、普段そんなこと考えたことがないから、
改めてその言葉にドキッとした。

それを言ったのは私の友人で、私とは同世代だ。

彼女には着たい服があったが、そのデザインが若作りに思えるので
「この年齢で、年甲斐もなく若い子が着るような服を
着るのはおかしくない?」と私に相談してきたのだ。

スマホの画面をスクロールして、その気に入った服を見せながら
「一応相談してから、買うべきかどうか決めようと思って」と彼女は話した。

そこに写っていた服は、シンプルで機能的で、
いかにも彼女に似合いそうな色とデザイン。

「似合うと思うよ~。これは絶対買うべき」そう言ったら
「あ~!やっぱり、相談してよかった」と安心したように笑った。

彼女の背中を押せたのは良かったが、
「年甲斐もなく」というのが引っかかる。

日本人には、昔からそういう年齢の縛りがあるのか
なんでも年相応がいいとされている。

でも、年相応って一体誰が決めるの?

人それぞれ年齢に対する感覚や歳の取り方
似合う服だってひとり一人違うのに、
「この年齢ならこの服装」と一括りにするのはどう考えても無理がある。

というか、何歳でも着たい服を着ればいいのに。

いい歳だから、この服は似合わないなんて、
誰に決める権利があるのだろう。

不思議なことに、彼女は誰に言われた訳でもなく
勝手にそう思い込んでいた。

それでも、人が着ているのが素敵に見えたので
誰かのお墨付きが欲しかったようだ。

私に相談したら、たぶん「大丈夫」と言ってくれそうだから相談したのだ。

こんなふうに、見えない誰か、たぶん世間の目を気にして
自分の行動に制限をかける人は多い。

それでは、まるで世間の為に生きているみたいだ。

そんなに気を使った所で、世間が一体なにをしてくれるのだろう。

どこまで行っても自己責任だから、自分の為に生きればいいのに。

限られた時間を自分の好きなことで埋めていけたらいいと思う。

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