[記事25] 呼吸の意味
人は一日に20万回呼吸をしています。
単純にいうと、
呼吸とは、
取り込んだ空気の中の酸素を
肺➡心臓➡末端の細胞へと送り、
不要になった二酸化炭素が
末端の細胞➡心臓➡肺へと戻り、
体外に吐き出されるまでをいいますが、
呼吸には、
生体反応以外にも大切な意味があるのです。
「吐く息」というのは、
60兆個もの細胞が
それぞれの仕事を終え
静脈血に手渡す「生きた証」です。
つまり、
吐息の中にその人の個性が
あるということです。
呼吸とは、
吸って吐くが1セットですが、
どちらが先かと聞かれると、
大抵の人が「吸う方が先」と答えるでしょう。
でも、本当は「吐く方が先」にすると
ずっと健康でいられるのです。
大きく息を吐き切ると、
それだけ空気を
たくさん吸うことができます。
すると、
自然に呼吸が深くゆっくりになります。
体調がすぐれないとき、
どこかに痛みがあるとき、
気持ちが落ち込んでいるとき、
あまり意識はしませんが、
呼吸は浅くなっています。
その症状がひどくなった状態が、
パニック障害や、過換気症候群です。
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なんとなくやる気がでないなぁ…
と思うときは、
大きく息を吐き切る練習をしてみてください。
朝起きたときや、
夜寝る前が習慣化しやすいです。
しばらく続けると、
呼吸が安定し、
やる気を回復できます。
切なタイミングで自己表現する力も
身について、チャンスに強くなるでしょう。
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すぐに感情的になってしまう。
なかなか冷静になれない…
という人は、
自分のパーソナルスペースが
守れていないのではないでしょうか。
常に人口過密な場所で働いている。
小さな子どもがいるので、ひとりになる時間がない。
そんな場合は、
一日に1回、短い時間でもいいので
ひとりになって
次のエクササイズをしてみてください。
①足を肩幅にひらいて、両手をおろしてグーを握る。
②グーをしっかりと握って、ながーく息を吐く。
③吐ききったら、両手をパーにひらいて、
ゆっくりと息を吸う。
息を出し切ることに集中してみましょう。
吐く息は、
自分の領域を表しているので、
これをくり返すうちに、
心理的にパーソナルスペースが
守られた気分になり、
冷静さを保てるようになるのです。
自分を大切にしたい人は、
普段の呼吸にちょっと
意識を向けてみませんか。
brownie.ado@gmail.com
心と体に効くカウンセリング・セラピーを行っています。