[記事421] 努力しても本質までは変わらない

心配性で
ネガティブ思考な人が

どうしても
自分を変えたい一心で
イケイケのポジティブ人間に変わる
努力をしたら
人格まで変えられると思いますか?

奈良県天理市で心理セラピストをしている
ADOです。

その答えは
半分YESで半分NOです。

なんだか煮え切らなくて
すみません。

YESというのは
努力した分だけ
ポジティブに見えるからで

NOというのは
本質は変わらないからです。

努力したら
それなりにポジティブには
見えるかもしれないけど

生まれ持った本質まで
変えることは出来ない
ということ。

それは
怒りっぽい性格も
涙もろい性格も
冷淡な性格も同じ。

ただ
「本質が変わらないこと」が

一生
「生き方を変えられない」
という意味ではありません。

たとえ
ネガティブな性格であっても
なにか問題が起きたとき
受けとめ方を変える
コツを掴んだら

ひどく落ち込むことも
傷つくことも少なくなるし

怒りっぽい性格であっても
頭に血がのぼった時
数字を6まで数えるとか

他の対象物に目をやって
のぼった血が降りてから
話すようにしたら
トラブルの数は激減します。

こんなふうに
本質は変わらなくても
工夫次第で
生きやすくすることは
可能なのです。

あなたは
自分の本質をわかっていますか?

本質とは
性格や考え方のクセ
物事の捉え方の傾向
トラブルの時の反応
・・・など
その人独自のものです。

もとより
完璧な人間なんていませんから

日常生活で
何かやらかしてしまうのは
仕方のないことですよね。

自分の感情に正直に生きられたら
素晴らしいけど

社会生活の中で
自分を通すのは
難しい時もあります。

正直に生きようとして
その度に
トラブルに巻き込まれていたら

かえって
自分をすり減らしてしまいます。

「わたしは〈ありのまま〉を
生きているから
毎日がとっても充実しています」

という人がいたとして

それを
「この人は
自分の好きな事だけをして
言いたいことを言って
幸せに暮らしている人だ」
と捉えるのは
全体が見えていない証拠です。

社会に適合できているのは
「好きなように生きている」風に
見せつつ

実は
社会に適合するように
ちゃんと努力しているから。

「自分らしく
充実した人生を送っている」風の
人を羨ましく思うのだったら

賢く社会に適合する術を
手に入れた方が
無理せず
自分らしい生き方に
近づくことが出来ます。

誰にでも欠点はあるけど
それが目立つ人と
そうでない人がいますよね。

「私人見知りなんですよ」
と本人は言うけど
周りから見て
それがわからない人や

「私は瞬間湯沸かし器みたいに
怒りっぽいんです」
という人が
温厚そうに見えることもあります。

それは
嘘を言っているのではなくて

その人が
自分の欠点に気づき
それに対処する術を持って
うまく
カムフラージュしているから。

これが
社会に適合する術です。

要は
カムフラージュであって
根本解決までは求めていないのです。

その人の本質は
生まれ持った個性だから
変えられないんでしたよね。

だから
欠点とは
付き合う覚悟を持って
目立たせない工夫をする。

自分らしく生きるコツは
「カムフラージュに有り」です。

そして
カムフラージュの時は
全部をキレイに
消そうとするのではなく

濃いシミが
コンシーラーを塗ることによって
薄くなる程度。

目立たなくなれば
それで十分です。

生きづらさを感じる時
このことを
ちょっと思い出して
試してみてくださいね。

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