[記事396] 感情のコントロールは必要か

感情の起伏の激しい人や
反対に穏やかな人など
人のタイプもいろいろですが

感情をコントロールすることは
必要だと思いますか?

奈良県天理市で心理セラピストをしている
ADOです。

今は、
空気を読んで
言いたいことを飲み込んでしまう人より

場の空気を読まず
ストレートに感情表現する人の方が
面白がられる時代のようです。

確かに
テレビやYouTube で
遠巻きにそんな人を見ているのは
面白いですよね。

でも、
実際にあなたの周りにいる誰かが
感情に任せて
突然泣きわめいたり、
狂ったように怒り出したら
困ってしまいませんか?

現実には
その場に応じて
感情をコントロールしないと
関係を維持するのさえ難しいのです。

そして、何より
気持ちの制御が下手だと
自尊感情」まで落ちてしまいます。

「自分はダメな人間だ」と
思うようになるからです。

では、
感情がたかぶっている時の
私たちの脳の中は
どうなっているのでしょうか。

ストレスなど
外からの刺激が加わると
脳は危機を感じて
攻撃性の神経伝達物質「アドレナリン」を
放出します。

これで
体にも危険が迫っていることが伝わり
心臓がドキドキしたり
血圧が急激に上がったり
口の中が乾いたりするのです。

これは刺激に対する
体の自然な反応で
反応に対処しようとするのが理性です。

もし、理性が働かず
興奮状態を抑えられなければ
ますます体の緊張は高まり
いつか耐えられなくなって
感情が爆発するでしょう。

感情の爆発とは、
反射的に声を荒げて
ひどく相手を罵ったり
泣きわめいたり
物を投げつけたりする・・といった
好ましくない行動のことです。

そして、
爆発してしまった後は
気持ちがドーンと落ち込んで

どうして
あんなことをしてしまったんだろう・・と
反省とともに深く落ち込み
うつ状態へと入っていきます。

これもまた自然な反応で
脳が極度の緊張から抜け出そうと
アドレナリンの分泌を中断するために

さっきまで
興奮していた状態から一転して
無気力・無能力・自責の念へと
変わっていくのです。

ついカッとなって
子どもに手を上げてしまってから
自己嫌悪に陥ったり

配偶者にさんざん八つ当たりした後に
落ち込んだりするのは
脳の中で
こういうことが起きているからです。

感情の爆発は避けたいものですが
だからといって、
抑え込めばいいかというと

それも逆効果で
抑え込んだ分
余計に反動が出ます。

抑え込む人に多いのが
自分がネガティブになるのを
極端に嫌うタイプの人。

がんばり屋で明るく
周りからの評判もいい人に
多く見られます。

こういう人は
つらくても滅多に泣き言をいわず
心の中に
怒りや憎しみ、悲しみなどが浮かんでも
表に出すことを拒みます。

ネガティブは弱い、醜いものだから
認めたくないのです。

ですが、
人である以上
その時の状況によって
ネガティブになるのはごく自然なことで
その自然な流れを認めないのは
人としての本能を否定するのと
同じなんですね。

それに
どんなに否定しても
本能までは変えられないのです。

何かひどいことをされて
涙が流れたり
鼓動が速くなったり
体からのサインが出ているのに

それをずっと無視し続けていたら
ある日、突然
我慢の限界がきて
あなたの感情は
爆発してしまうでしょう。

そうなって
自分も相手も傷つけてしまわないように
ネガティブな感情は
小出しにしていきましょう。

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