[記事385] 良くない関係を引きずってしまうのは

「もう別れた方がいいよ」
周りからは、そう言われるし

自分でも
このまま続けていても
幸せになれないのは
なんとなくわかっているのに
別れようとしない人がいます。

奈良県天理市で心理セラピストをしている
ADOです。

そういう人は大抵
別れを「マイナス」と
決めつけているんですね。

別れたら
自分は一人になって

そうしたら、
孤独に耐えられなくなる・・と。

この気持ちの根底にあるのは寂しさで
自分一人では決して幸せになれない、と
思い込んでいるのです。

だから、
相手に軽い扱いをされようと
決して少なくないお金を貸して
それを返してもらえなかったとしても

涙ぐましい努力を続け
関係をつなごうとするのです。

別れをそこまで恐れる原因は
幼い頃に受けた心の傷と
関係していることがあります。

たとえば
一人で留守番をしている時に
怖い思いをしたり、
不快な経験をしたりすると

「一人でいること」=「嫌な経験」として

記憶されてしまいます。

つまり、
「あのとき、誰も助けてくれなかった」
という記憶が
再びあのような目に遭いたくない
というトラウマになり

大人になっても
一人を極端に恐れるようになるのです。

他にも
いじめや仲間外れにされた経験が
トラウマとなって

無視されるのがこわい、と
考えるようになることもあります。

ただ、
別れがつらいのは
トラウマを抱える人ばかりでは
ありませんよね。

誰であっても
別れには痛みが伴います。

私たちが大切にしている物
愛着のある物が
なにか一つなくなっても

寂しかったり
不安になったりするのに

それが人だったら
どんなにつらいでしょうか。

だから
ここで言いたいのは

別れがつらいのは
あなただけじゃない
ということです。

そして
それをみんなが乗り越えてきた
ということも、です。

乗り越え方は人それぞれ
どんな方法でも良くて
泣きたかったら
何日泣き続けても

何事もなかったように
人前で平然とふるまっても

怒っても
沈黙していても・・

どれが正解というものはありません。

そして
知っておいてほしいのが
別れには「メリット」もある
ということです。

もちろん
一時の感情に流されて
別れを選択すると
後悔することもあるかもしれませんが

よく考えて
もう別れた方がいいとわかっているのに

どうしても
次の一歩が踏み出せない時は
別れた時のメリットを知っておくのも
いいと思います。

まず
苦しい恋愛を終わらせたら
自由が待っています。

一緒に行動する人がいると
楽しいこともありますが
制約もありますよね。

相手がいれば
その人と行動のペースを
合わせないといけませんが

あなた一人なら
好きなように
生活のプランを立てることができるのです。

行動面での自由もそうですが
なんといっても大きいのが
精神的な開放ですね。

たとえば
いつも相手に気遣い
自分を後回しにしてきた人だったら

一人になったとたん
相手のことを気にせず
自分を「一番」にすることが出来ます。

よく考えてみてください。

これまで、どれほど
相手の顔色を見て
相手が喜ぶ自分を演じてきたか・・

たぶん
相手にとっては
それが当たり前で

あなたに対する気遣いなんて
すっかり忘れられていたのでは
ないでしょうか。

あなたは
いつも自分を後回しにし
相手を思いやり
味方になってきましたが、

本当は
相手からも
もっと大切にされたい、と

口には出さなくても
人知れずそう思っていたはずです。

別れて一人になったら
自分を見つめ直し
目一杯自由を楽しみ
自分の心とカラダを癒し
次の行動のための力を蓄えることができます。

寂しいのは一時。

それも時が解決してくれますから、
今の相手といて
自分が消耗していくのを感じたら
別れてもいいんだ、と
自分に許可してあげてくださいね。

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