[記事23] 味覚と人格

過去の食事のとり方が、
現在の人格に大きく影響しているのを
ご存じですか?

最近はグルメブームですが、

特別なときでなくても
日頃の食事から、
ゆっくりと味わうことをしていますか?

あまり知られていませんが、
味覚というものは、
他の五感にくらべると鋭敏ではないのです。

たとえば、
目隠しされて、
鼻をつままれた状態で食事をしてみると、

何を食べているのか、
わからないといいます。

ひどい鼻づまりのときを
思い出してみてください。
何を食べても味がわかりませんよね。

このように、
食材の味は見た目、
香りなど五感を総動員して判断しているのです。

味覚は、
食材と唾液が混ざり合ったときの
化学変化が起こすものです。

ですから、
食材で味が決まるというよりは、
舌が味を決めると言ったほうが正しいです。

口の中がカラカラに渇いているとき、
何を食べてもおいしくないという点からも、
唾液の働きは大きいです。

唾液は、
耳下腺・顎下腺・舌下腺の3か所から、
咀嚼の仕方に応じて分泌されます。

奥歯で噛んだら耳下腺。
顎全体を使ったら顎下腺。
前歯なら舌下腺というように。

過去の咀嚼が記憶されることで
唾液の分泌パターンが決まります。

味覚には、
甘み・塩味・酸味・苦味・うまみの
5種類がありますが、

東洋医学の世界では、
それぞれの味覚が特定の臓器に働きかけ、
人格形成にも深くかかわっていると
考えられています。

甘み➡脾臓(無意識の領域の心地よさ)
塩味➡腎臓(慎重さ)
酸味➡肝臓(緊張感と我慢強さ)
苦味➡肺 (意志力や成長の力)

というように。

つまり、
味覚をきちんと感じ分けると臓器に伝わり、
臓器が人格形成を手伝うということです。

急いで早食いして、
味がよくわからないまま飲み込んでいると、
臓器に対する働きかけがうまくいかず、
人格形成も未発達なままで終わってしまいます。

以上の理由から、咀嚼は大切です。

忙しいときでも、
はじめの一口をしっかりと噛めば、
唾液がよく出るようになり、
その他の消化器官からも消化液が
たっぷりと出るようになります。

心と体の両面から、ぜひ実践してみてください。

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